ふくさばさみ(しっぽうかがりまち)
帛紗挟み(七宝縢襠)
講座難度:上級コース<24>
対象:「21四ツ襠紙入」を受講した方
帛紗挟み(七宝縢襠)とは
帛紗挟みは、茶道のお稽古や茶席において必要となる小物類を入れる袋物です。
芯地にネルをかませ、ふんわりとした上品な仕上がりに仕立てます。
これまでの袋物細工は、懐中物や手のひらサイズの小物が多いため、薄物の布を使うことが多かったのですが、この型は手で持ったり、バッグに入れて持ち歩くため、あえて「厚物」の裂を指定して作ることといたします。
サイズは横:18×縦10.5cm、厚:1.8cmです。
「懐紙入れ」と呼ばれている型に比べるとこのぐらいの大きさの違いがあります。
美しい帯地に細やかな七宝縢りを施した上等な小物入れとして、ハンカチや化粧道具などを入れて日常使いで使ってみてはいかがでしょうか。
厚地の美しい帯地などを使った袋物を作りたいと思われる方も多いでしょう。
しかし帯地のような織物は、裁断したそばから布がほつれていきます。
これら扱いの難しい厚地の布は、薄地の布とは違った扱い方で仕立てをしなければなりません。
特に難しいのが、布が重なる「角の処理」です。
これまでの講座では薄地の布が対象だったので、角の処理には「折り返しの額縁」を用いていましたが、厚みが出るため厚地の織物ではこの処理はできません。
この他にも角の処理には「付き合わせの額縁」がありますが、当講座では付き合わせよりも綺麗に仕上がる「切り落としの額縁」を勉強いたします(ただし難度はあります)。
糊の扱い、布の扱いに慣れた上級以上の人のための内容となっています。
「縢り(かがり)」といえば、筥迫の脇を彩る「千鳥掛け」が一般的ですが、この帛紗挟みでは、今ではあまり見られなくなった「七宝縢り」を施します。
この七宝縢りには硬く撚った太めの縢り糸を用います。
この糸は事前に用意していただきますが、入手、または用意の方法によって、受講者の対象レベルが異なります。
詳しくは以下項目の「対象レベル」をご参照ください。
もう少し詳しい内容は以下ブログをご参照ください。
2019年 6月のプレ講習会『帛紗挟み(七宝縢襠)』
教材費(女持ち)
・資料費(マニュアル・型紙):3,000円
・教材費 :2,914円
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合計 :5,914円
※教材には専用の「木型」が含まれます。
オプションの木型は、単品で欲しい方のためのものです。
「男持ち」の教材も追加で申し込むことができます。
・資料費(男持ち型紙のみ):700円
・木型(男持ち用):1,090円
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合計 :1,790円
事前作業について
「教室受け取り」
教室当日に準備段階からの作業をする場合は、「送料」に「教室受け取り」をお選びください。
「事前作業希望」
事前作業を希望される場合は、「送料」に「クリックポスト 」をお選びください。
お支払いについて
教材のお支払いは事前振り込みでもかまいませんが、教室会員に限り「現金」でのお支払いが可能です。
※ただし
つり銭のないようにお願いいたします。
■材料リンク
この講座で使われている材料です。
「名称」からそれぞれの購入ページにリンクしています。
各教材は余分を含めた内容となりますが、自宅で追加で作りたい場合は
以下よりご注文ください。
(名称をクリックすると、それぞれの材料ページにリンクします)
・
ホットメルト紙
・
綿ネル(片面起毛)
・
綿ネル(両面起毛)
・
懐紙
・
小はぜ
・
保管箱(紙入れ用)