これまでは用意された型紙を使っていましたが、四ツ襠をしっかり作り込めるようになったら、是非「入れたい物のサイズ」に合わせた紙入れを作ってみましょう。
入れたい物のサイズを測って、方眼紙に製図していきます。
そこから厚紙の取り方などを学ぶと、袋物を作る上での根本的な理解が深まると思います。
教材では上に厚みがあるものとして「漏斗襠(じょうごまち)」を使った「櫛入れ」を作ります。
漏斗襠は折り襠の変形で、より口が開きやすく物が取り出しやすい形になっています。
櫛は色々なサイズがあるので、好きな物をご用意ください。(100円ショップでも売っています)
通常のメガネのような厚みのものは難しいですが、図のような薄型ルーペであれば入ると思います。
また、もう一つのカリキュラムとして、手縫糸で作る「小ハゼ掛け」を学びます。
四ツ襠では初心者用に「穴糸」を使いましたが、本来は「手縫糸」を使います。
この違いは太さの違いで、穴糸は一本取りで作業できるということです。
手縫糸は細いので二本取りで行うため糸を揃えるのはより難しくなりますが、本来の袋物に必須の技術なので、是非反復を繰り返して技術を取得するようにしましょう。
<教材費>
・資料費:1,350円
・教材費:696円
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合計:2,046円
教材に含まれるもの>厚紙0.5、0,25、三河芯、ホットメルト紙、小ハゼ
※事前作業はありません。